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新型コロナ 今できること

  • 宇都宮内科
  • 2020年4月25日
  • 読了時間: 3分

4月16日に緊急事態宣言が全国に出され、1週間が経過しました。今の宣言ではGW開けまでのようですが、現状からは更なる延長も予想され、長期化に向けて感染対策を徹底しながら、冷静に行動していきましょう。

現在のコロナ陽性者の報道のされ方、新聞掲載などを見て、「自分がコロナにかかったら・・・」と病気そのものに感染したときの体への影響よりもその感染が世間に知れ渡ることの恐怖を抱かれる方が多い印象です。実際、「〇〇地区には怖くて行けない」とか「陽性者の家族と一緒の職場なので自分もかかっていないか心配」という不安な声も数多く聞かれますが、大抵の場合、ウイルスの感染経路や濃厚接触かどうかを冷静に説明すると、穏やかな表情になられます。多くの方、未知のウイルスに対して見るもの聞くものから不安をますます増幅させています。その状況も十分に理解できますが、現在の国内の検査件数やそのスピード、1日の陽性患者数からして発熱患者をきちんとコロナかコロナで無いか診断できていないと思います。無症状者でもコロナ陽性、入院予定の患者さんにPCR検査を行った病院の結果などを見ると、どこにでもだれにでもあり得る感染症に思えてきます。人混みや3密を避ける、手洗いや消毒はもちろんですが、感染者・その周辺家族への配慮などもしっかりおこなっていく必要があると思います。

☆コロナの持つ3つの顔 ↓

http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html


現時点では、新型コロナウイルス感染症の感染経路としては、

①飛沫感染(ひまつかんせん)と②接触感染の2つが考えられます。


(1)飛沫感染 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。

※感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすとき


(2)接触感染 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付きます。未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染します。

※感染場所の例:電車やバスのつり革、ドアノブ、エスカレーターの手すり、スイッチなど


感染を防ぐには・・・外出時のマスク着用はもちろんのこと、一にも二にも手洗い!!です。マスクの着用については、世界的なマスク不足につながっていることもあり、感染者が着ける意味はあるが、それ以外の着用は意味がない、とマスクの着用の必要性について議論もありましたが、マスク着用の習慣がある国とそうでない国では患者数の発生に大きな違いが出ていること、感染者がどこにいるか分からない、常に自身も感染し得るものとして対策をとることが重要で、その議論自体が意味のない事のように思われます。

今一度、以下を参考に手洗い消毒の方法を見直してみてください。


☆人との接触を8割減らす、10のポイント


☆家庭内でご注意いただきたいこと、8つのポイント

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601721.pd



今日からゴールデンウィークが始まった方もおられるかと思います

今年のGWとは名ばかりで、当たり前の日常に感謝しつつ、今自分たちに出来ることをして、冷静にこの事態を乗り切っていきたいものです。


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