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便潜血と大腸がんについて

  • 宇都宮内科
  • 2019年5月30日
  • 読了時間: 2分

こんにちは。宇都宮内科です☺はや令和5月も明日で終わり。日中は暑いですが、朝夕は冷えることが多いので調節できる服装で対策をおすすめします。本日は、年々増加し、特に女性では死因第一位の「大腸がん」とその検査についてです。


<便潜血と大腸がん>

1.便潜血検査とは

便の一部を小さな棒で採取し、その中に目に見えない血液(潜血)が混ざっていないか調べる検査です。

2.便潜血検査 異常の場合

便潜血検査は、便に血液が含まれているかどうかを調べる検査で、通常2回法で行います。 どちらか1回でも陽性の場合、異常と診断します。 陽性の場合、早めに大腸内視鏡検査を受けてください。 便潜血検査が異常で、大腸内視鏡検査を受けたがまったく異常のないという方は、食道・胃・十二指腸の観察のため胃内視鏡検査を受けていただくことをお勧めします。


3.便潜血検査異常で疑う疾患

便潜血検査陽性の時、5%の方に大腸がんが見つかります。 また、80%ぐらいの方に痔が見つかります。 その他、大腸の疾患では大型の大腸ポリープ、大腸憩室症、大腸炎などでも陽性となります。 大腸以外に胃がんや食道がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、出血性胃炎といった大腸より口側の臓器からの出血性疾患でも陽性となることがあります。


4.便潜血検査のメリット・デメリット

a. メリット 大変簡易である b. デメリット 大腸がんの【早期発見】・【予防】には不十分な検査 大腸がんでも検査異常が出てこないことがかなりある (大腸がんの検出率は1回法で70%、2回法で90%程度です。早期の大腸がんに対してはより低い検出率となります。) 大腸がんの検診は少し煩雑ですが大腸内視鏡検査を受けていただくことをお勧めします。


5.便潜血検査を勧める方

□便秘や下痢などお腹のトラブルがよくある。

□肉料理や脂っこいものが好き。

□便に血がついていたり、混じったりしている。

□排便をしてもまだ残っている感じがする。残っている感じがする。

□ご高齢の方 □内視鏡検査は大変そうでどうしてもする気にならないような方


上記に該当する方、大腸がんが心配な方、まずは便潜血検査をおすすめします。お気軽にご相談ください。

宇都宮内科(📞0894-72-3333))



 
 
 

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